灼熱の魂
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2012/05/02
- メディア: DVD
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キリスト教とかイスラム教のことが気になって、今ちょっとだけ勉強していることもあって、なかなか興味深い映画だった。
話の柱は「母の愛」なんだけど、背景にある民族紛争がリアルに描かれている。
双子の姉弟が、母の謎めいた遺言を紐解いていくというサスペンス調のストーリーで、「現在」と「母の若き日の時代」が交差しながら話が進む。母の政治犯としての過去、思想とか信念で動いているというよりは、どちらかというと「巻き込まれている」その姿。なぜ、自ら巻き込まれたのか。
そこには、母の愛があった――。
宗教の問題は根が深い。紛争はなかなかなくならない。
「愛」が何かを変えられるのか? 負の連鎖を断ち切れるのか? 解決にはならなくても、出口へのヒントになるような気がするのは甘いんだろうか…。