幸せの作法 ―働く女性に贈る61のヒント―

幸せの作法 働く女性に贈る61のヒント (アスキー新書)

あんまりこういった自己啓発本は読まないんだけど、
心が不安定になりがちなこの季節、うっかり手にとって読んでみた。

で、なかなか勉強になった。
内容的には、まぁ良くありがちな今どきの“女子力UP”的な人生の処世術で、特に目新しいようなものではないんだけど、働く女性の大先輩からの優しくわかりやすいアドバイスは自然と心に入りやすい。

何しろ、編集の力もあるかもしれないけど、書き方がうまい！
“その行動は女子として痛い”とか“無駄な努力で空回りするな”とか“まず足元を見よ”とか、要はそういったことを、ネガティブな言葉を使わずに、かつ遠まわしな言い方でもなく、すっきりと伝えている。また、理屈っぽくも押し付けがましくもない、かといって媚びた感じも全くない、まさに著者のヒット作のタイトルにもある「品格」あふれる文章って感じ。ま、ちょっと後半説教くさいところもあるけど、めんどくさいところはナナメ読みしちゃえばね。

こういう本が売れるってことは、世の中の女子は色々と悩んでアドバイスを求めているんだなぁ、、私だけじゃないんだなぁ、、なんてちょっと心強くなったりもして。

たまにはこういう本もいいものですね。